11月8日(ブルームバーグ):米連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長は、破綻した銀行の清算を規制当局に認める方向で進められている方策について、脆弱(ぜいじゃく)な企業を市場原理に従わさせる一助となり、そのような企業に波及効果を及ぼすようなリスクを取らせないようにすると指摘した。
バーナンキ議長は8日、ワシントンで開催された国際通貨基金(IMF)の会合で講演、「われわれが金融システムの安全を追求する際、いや応なくモラルハザードの問題に直面しなければならない」と発言。「困難な出来事が発生した際、債券や株式の保有者がコストを負担すると考えている場合にのみ、市場規律はモラルハザードを限定できる」と語った。議長は経済や金融政策の見通しについては言及しなかった。
バーナンキ議長によると、システム上重要な金融機関(SIFI)を混乱なく清算させる、いわゆる「秩序ある清算権限」の構築に向け、規制当局は作業を進めている。