[ニューヨーク 6日 ロイター] - 米主要小売各社が6日発表した5月の既存店売上高は市場予想を小幅上回る伸びとなり、米消費支出が緩やかなペースで回復している兆候を示唆した。
トムソン・ロイター・エスティメーツがまとめた5月の米小売既存店売上高指数(主要小売り11社の業績に基づく、ドラッグストア含む)は、10社が発表した段階で3.9%上昇し、アナリスト予想の3.7%上昇を小幅上回った。11社目のアパレルのギャップ<GPS.N>は同日の株式市場引け後に業績を報告する。
会員制倉庫型ストアのコストコ・ホールセール<COST.O>の既存店売上高は5%増と、市場予想を若干下回った。ガソリン価格の下落が押し下げ要因となったものの、生鮮食品や住宅修繕用工具などが好調だった。
ビクトリアズ・シークレットの親会社リミテッド・ブランズ<LTD.N>は3%増。市場予想の3.2%には届かなかった。6月の既存店売上高については、5月と同程度の伸びになるとの見通しを示した。
アクセンチュアのマネジング・ディレクター兼アナリスト、クリス・ドネリー氏は、労働・住宅市場が上向いていることやガソリン価格の下落、前月の株価上昇を受け、消費者心理が改善し、消費拡大に寄与したと指摘。ただ、依然として控えめな景気回復ペースが続く中、消費者は引き続き支出に慎重で、価格に敏感になることが見込まれると予想した。
衣料チェーン大手スタインマート<SMRT.O>の既存店売上高は8.2%増と、市場予想の2%増を大幅に上回ったほか、ディスカウントチェーンのフレッズ<FRED.O>は予想よりも小幅な減少にとどまった。
ティーン向け衣料バックル<BKE.N>、ドラッグストアのウォルグリーン<WAG.N>も市場予想を上回った。
衣料チェーン大手アメリカンアパレル<APP.A>は10%増と、同社としては過去最高の伸びを記録した。
ショッピングセンター国際評議会(ICSC)は6月の米小売既存店売上高について、最近の増加ペースと同様の3─3.5%増になると予想している。