【楽天】松井が両リーグ最速の30セーブ目「素直にうれしい」自身4度目はパ最多タイ

◆ロッテ1―3楽天(21日・ZOZOマリン)

 楽天のクローザー・松井裕樹投手(23)が、両リーグ最速の30セーブ目を挙げた。2点リードの最終回に登板し、先頭の清田を歩かせたが、その後は3人を打ち取って2年ぶり4度目の大台に到達。ソフトバンク・サファテらに並ぶパ最多タイとなった。

 松井は「毎年何人も出るものじゃないと思うので、素直にうれしく思ってます。でも、長かったですね。29セーブからが」。2日のロッテ戦(楽天生命)で王手をかけてから、セーブ機会での登板がなかっただけに、冗談めかして喜びを口にした。

 それでも、その間に5試合連続でホールドを記録するなど、後半戦は登板した12試合で1点も許していない。「同点の場面だったり、厳しいところだったり、与えられたところで仕事ができてるかなと思います」と確かな手応えは感じている。

 平石洋介監督(39)は「足りないですね(笑い)。マツが持ってる力からしたら、本人も我々も満足しない。セーブシチュエーション以外にも、緊迫した場面にも行ってもらってるので、セーブの数だけじゃないところもあるけど、さらに上にいけるピッチャーだと思う」と、さらなる活躍に期待を寄せた。