宅森昭吉・三井住友アセットマネジメント理事・チーフエコノミスト=10月の米雇用統計の非農業部門就業者数は、前月比で20万人の増加。失業率は前月と同水準もしくはやや悪化、平均時給は低下した前月の反動で0.1~0.2%増を見込む。
米国の年内利上げ実施の可能性を探るため、市場では米雇用統計に注目が集まっているが、予想通り就業者数はしっかりの一方、失業率が若干悪化すれば、米国が年内に利上げへ踏み切るかどうか判断しづらくなりそうだ。
足元の米経済指標は、強弱入り交じる内容となっている。FRBは利上げによって景気後退の引き金を引きたくないと考えるのか、金融政策の正常化を早めに行うべきと判断するのか、非常に悩ましいところだろう。現時点では12月の利上げの可能性は五分五分とみている。(了)〈STAT〉〈FRB1〉