[サンフランシスコ 24日 ロイター] 米アップル<AAPL.O>が24日発表した第3・四半期(4─6月)決算は、売上高が予想に届かなかった。スマートフォン「iPhone(アイフォーン)」の販売が予想を下回ったことが響いた。同社の株価は時間外取引で5%下落した。
第3・四半期の純利益は88億ドル(1株利益は9.32ドル)。前年同期は73億ドル(同7.79ドル)だった。アナリスト予想は10.37ドルだった。
売上高は350億ドルとなり、市場予想の372億2000万ドルを大きく下回った。
第3・四半期のアイフォーン販売台数は2600万台。第2・四半期の3510万台を下回った。アイフォーンの最新版が秋に発売されることから、買い控えが目立った。販売台数は2800万─2900万台程度になると予想されていた。
一方、「iPad(アイパッド)」の販売台数は1700万台と予想を上回った。
第3・四半期の粗利益率は42.8%。予想は43.68%だった。
アジア太平洋部門(日本除く)の売上高は前期比22%減少。3─6%減少した南北アメリカと欧州の売上高よりも大きく悪化した。
7─9月期の自社予想は、1株利益が約7.65ドル、売上高が約340億ドル。
一方、アナリスト予想は、1株利益が10.23ドル、売上高が380億3000万ドルとなっている。
ウエッジウッド・パートナーズのデービッド・ロルフ最高投資責任者(CIO)は「決算内容は予想を大きく下回り、今四半期の見通しも非常に弱かった。これが製品移行に伴うものなのか、それとも景気の混乱によるのかが気になるところだ」と述べ「アイフォーンは利益率が一段と高いが、売上高は予想よりもかなり低く、これが収益全体に響いた」との見方を示した。
キャピタル・アドバイザーズ・グロース・ファンドの共同マネジャー、チャニング・スミス氏は「おそらく、多くの消費者がiPhone5の発売を待って、購入を先送りしたのだろう。同じような動きは、昨年iPhone 4Sが発売された時にも見られた。 そのため、現時点ではさほど懸念していない。世界経済は明らかに悪化しているが、アップルはこれまで、いかなる経済状況においても非常に好調なパフォーマンスを上げてきた」との見方を示した。