◎LIBORには構造的欠陥、民間機関算出でFRBの影響には限界=バーナンキ議長
◎市場金利に置き換えるのも一考、ただLIBORは幅広く利用されており困難も
[ワシントン 17日 ロイター] 米連邦準備理事会(FRB)のバーナンキ議長は17日、ロンドン銀行間取引金利(LIBOR)の算出プロセスには「構造的な欠陥」があるとの認識を示した。
バーナンキ議長は上院銀行・住宅・都市委員会で行った証言で、「LIBORが金融契約の指標であり続けることを前提とし、LIBORの(算出)プロセスが一段と改革されることを望む」と述べた。
そのうえで「われわれはLIBOR(算出)プロセスの改革を提唱しており、主張し続ける必要がある」としたものの、「英国の民間機関が算出しているため、われわれが影響を及ぼす直接的な能力には限りがある」とし、LIBORの算出方法改革について米FRBができることは少ないとの認識を示した。
議長はLIBOR問題に対処するための2つの方法を提示。1つは銀行やトレーダーの影響を少なくする一方で報告面での監視を強め、金利設定過程を見直す方法。もう1つは可視的な市場金利に置き換えるもので、「LIBORに代わる候補はいくつかある」と述べた。
ただ550兆ドル規模の金利デリバティブに利用されていることや、住宅ローンやクレジットカードなど幅広い金融商品に影響を及ぼすことを踏まえると、LIBORを利用しないというのは困難だとの認識も示した。