桐光学園・谷村、浦学斬り7回2失点!“神奈川3強”7日開幕へ好調

 全国高校野球選手権神奈川大会の開幕(7日)を前に1日、春季県大会準優勝の桐光学園が、浦和学院(埼玉)と群馬・伊勢崎市の上武大球場で練習試合を行い、3-2で勝った。谷村然(ぜん)投手(3年)が先発して7回9安打2失点。7年ぶり5度目の甲子園出場へ、勢いをつけた。

 140キロ前後の直球にカーブ、フォークボールなどを交え、2年連続で夏の聖地を狙う浦学を封じた。右腕・谷村が無四球で8三振を奪い、9安打は全て単打。7回を2失点でまとめた。

 「春に力負けした悔しさがあるので、攻めの投球で、押せた。最後の夏に結果を出したい」

 昨年の夏と秋は背番号「1」。春の県大会決勝で東海大相模に5回5失点を喫し、この夏は「10」で臨むが、胸の中にはエースと同じ熱さがある。文武両道を目標に選んだ桐光で成績も優秀で、東京六大学への進学を視野に入れている。

 野呂監督は「浦和学院相手にこの時期に期待通りの投球をしてくれて、チームの自信になったと思う」と納得顔。神奈川は東海大相模、横浜、桐光が“3強”を形成する様相。松井(現楽天)が2年生だった2012年夏以来の甲子園に、照準を定めた。