高校選抜、土壇場で同点 注目株の桐光学園・西川が粘りで呼び込む

 Jリーグのシーズン到来を告げる富士ゼロックス・スーパーカップは16日、埼玉スタジアムで行われ、昨季J1で2連覇を果たした川崎が天皇杯全日本選手権覇者の浦和を1-0で破り、初優勝した。前座試合ではU-18(18歳以下)Jリーグ選抜と日本高校選抜が1-1で引き分けた。

 日本高校選抜が土壇場で追い付く粘りを見せた。0-1の後半終了間際、FW西川(神奈川・桐光学園)が放ったシュートを最後はFWバスケス青森山田)が押し込み、引き分けに持ち込んだ。

 飛び級でU-19(19歳以下)日本代表にも選ばれた注目株の2年生西川は「最後に思い切りの良さが出た」と満足顔。全国高校選手権優勝に貢献したバスケスも「ほぼ西川のゴールだけど、最後に追い付けて良かった」とうれしそうだった。