【市況】<週末コメント> ─ 来週の相場展望 ─ 2018年11月30日

 今週の日経平均終値は22351円06銭、前週末比704円51銭高でした。

 日経平均の3週ぶりの反発は大きな規模となり、直前2週分の下げを完全に埋めてまいりました。日足チャートでも短期的な2番底形成のパターンに入っており、10月安値(2万971円)、11月安値(2万1243円)で形成された2万1000円前後のボトムラインは相当強固な下値のカベとなったようです。一方、上値のカベは現在2万3000円のカベが一番強固なものとなっており、ここは米中貿易交渉がちょっとくらい折り合ったとしても簡単には抜けないでしょう。より現実的には心理的なフシ目(2万2500円)を挟んだ200日移動平均線(2万2300円)、75日移動平均線(2万2565円)のゾーンが目先の強いカベであり、米中首脳会談を受けてここを抜けるのかが来週の大きなポイントとなります。ここを抜ければダブルボトム形成の意味がより強まってくるうえ、業績相場回帰への可能性も見えてきます。さて、肝心の米中首脳会談の結果ですが、ここまでの経緯を考えるとそう簡単に決着するものではなさそうですが、とりあえず第4次追加関税導入(全品関税)が延期される程度のことはあるかもしれません。第3次の25%への引き上げを見送りする可能性もあるでしょう。一見ポジティブに見えなくもありませんが、これで経済への圧迫が消えるわけでもないので、ここまでの話しなら大きな株高にはなりにくいでしょう。市場はそれでも一時的に好感するでしょうがこの程度では上値は限定的となりそうです。(ストック・データバンク 編集部)