◇需給状況は一気に好転する格好:見通し/先物OP市場ウォッチ

◇需給状況は一気に好転する格好:見通し/先物OP市場ウォッチ

18日の大引けの225先物は前週末の終値比310円高の23280円と大幅に続伸し、23000円
の大台を回復して終了した。高値は23320円、安値は22880円で、上下レンジは440円。
米国株式相場は上昇。ダウ平均は184.84ドル高の26246.96、ナスダックは60.32ポイン
ト高の7956.11で取引を終了した。昨日、トランプ政権が中国からの輸入品2000億ドル
相当への関税引き上げを24日より実行すると発表したものの、当初の予定より緩やか
な関税引き上げとなったほか、対象品目から一部ハイテク機器が除外されたことから
経済への悪影響は限定的との見方が広がり、買いが先行。原油相場の上昇が好感さ
れ、ハイテク株にも買い戻しが広がり、終日上昇となった。

225ナイトセッションの終値は日中終値比360円高の23640円。円相場は1ドル112円30銭
台、1ユーロ131円10銭台で推移(7時30分時点)。シカゴ日経225先物清算値は大阪比3
85円高の23665円だった。昨日の日経平均は大幅続伸となり、2月以来の水準を回復し
た。23000円維持による底堅さからショートカバーを誘発させる格好にもなり、じりじ
りと上げ幅を広げる展開となった。買いの主体は明らかに海外投資家であり、先物
場ではJPモルガンゴールドマン・サックスクレディ・スイス、UBS、メリルリン
チ、ドイツ証券といった海外勢の買い越しが目立っている。米中貿易摩擦への警戒感
は根強いものの、市場シェア6割を超える海外勢の猛烈な買いにより、需給状況は一気
に好転する格好である。上値メドは23900円、下値メドは23500円。

トランプ米大統領による指示で2000億ドル相当の中国製品に対する追加輸入関税が今
月24日に発動されるが、税率は、年内は10%に設定される。米国政府の措置に対応し
て中国財政省は18日、約600億ドル相当の米国製品に関税を課すと表明した。通商問題
を巡る米中の対立は長期化するとの見方が広がっているが、18日の中国本土株式(上
海総合指数など)や米国株式は強い動きを見せており、市場参加者は関税引き上げに
対して冷静に対応しているようだ。米国など主要国の株式市場に大きな混乱は生じて
いないことから、9月25-26日開催の米連邦公開市場委員会FOMC)で政策金利(FFレ
ートの誘導目標水準)は現行の1.75%-2.00%から2.00%-2.25%に引き上げられる
ことが確実視されている。市場は米中貿易摩擦激化(輸入関税の大幅な引き上げ)の
影響を軽視しているわけではないが、米国経済に重大な影響を及ぼすとの懸念は後退
している。来週公表されるFOMCの声明文で国際貿易環境の悪化についてどのような見
解が表明されるか、注目したい。
《HT》