【市況】<マ-ケット日報> 2017年9月8日

 8日の市場は日経平均が反落。終値は前日比121円安の1万9274円で、4月28日以来、約4カ月半ぶりの安値をつけて引けた。前日の米株安と円高進行を受けて売りが先行。9日の北朝鮮建国記念日を前に地政学リスクも意識され買いが一段と細ってしまった。日経平均は200日移動平均線(1万9403円)を割り込み一段下の調整へ入っている。

 昨日の米国市場は採用銘柄ディズニー株の急落によってダウ平均は反落した。同社CEOが業績見通しをネガティブに伝えたことでダウ構成銘柄で一番の下落率に。また、この日は米国の長期金利が10カ月ぶり水準に下がったことも金融株にはマイナスに働いた。一方、上院で債務上限引き上げ法案が可決されたため下値は限定的。ナスダック指数は小幅ながらも続伸している。

 さて、東京市場北朝鮮問題に足を引っ張られ続け日経平均は直近安値を割り込む展開に。ECB(欧州中央銀行)が量的緩和縮小へ踏み込むことから対ドルでユーロが上昇し、その影響でドル安・円高も起きるなどついていない面もあった。トピックスや東証2部指数、ジャスダック平均などは直前安値を割り込んでおらず、底堅い部分も持ち合わせてはいるが、今の北朝鮮を考えると9日の建国記念日を過ぎるまでは買うに買えないというのが市場の本音だろう。米国では次のハリケーンが迫っており、週が明けないと動きは出てこない状況だ。(ストック・データバンク 編集部)