日経見通し

【特集】米中の報復連鎖で世界株大波乱! 暴落相場のトリガーは引かれたか? <株探トップ特集>

―為替の円高、企業業績の悪化、消費税引き上げ、山積する悪材料とその処方箋― 週明け26日の東京株式市場は、米中摩擦の激化を背景としたリスク回避の波が押し寄せる形で日経平均株価は急落、一時は2万円大台割れも意識させる全面安商状を呈した。寄り直後に…

チャイナ・ショック再来懸念 薄れる日本株の割安感

2019/5/27 5:30 混乱が続く米中貿易摩擦を背景に、株式相場が不安定さを増している。水面下で不安視されているのは中国企業の業績のさらなる悪化。過去、中国企業と日本企業の業績動向には高い相関があり「PER(株価収益率)で見て日本株は割安」という市場…

【特集】清水洋介氏【日経平均700円安! この暴落は売りか買いか】(2) <相場観特集>

●「下値余地は限定的、米国株に比べ底堅い展開も」 清水洋介氏(Argo Navis フィナンシャルコンシェルジュ) 当面の東京株式市場は、上値は重いものの、基本はもみ合い相場にとどまるとみている。特に、27日の権利落ち後の値動きに注目しており、配…

【特集】太田千尋氏【日経平均700円安! この暴落は売りか買いか】(1) <相場観特集>

●「世界景気減速懸念で当面は下値探る展開も」 太田千尋氏(SMBC日興証券 投資情報部部長) 欧米の経済指標が事前の市場コンセンサスを下回り、米長期金利の急低下に伴い3ヵ月物金利と逆イールド現象が発生したことで、世界景気減速に対する警戒感が改め…

還元響かぬ相場 万年割安化する日本株

2019/3/19 19:41 東京市場のよりどころとなってきた株主還元の神通力が薄れてきた。これまで自社株買いを発表すると株価上昇効果を確認しやすかったが、足元では自社株買いを発表しても値崩れする銘柄が目立つ。代表的な高配当利回り銘柄である商社株の動き…

【特集】田部井美彦氏【相場に春の息吹、日経平均株価の上値どこまで】(2) <相場観特集>

●「3月中は2万1000円台での推移に」 田部井美彦氏(内藤証券 投資情報本部 投資調査部長) 東京株式相場を巡る外部環境は、英国のEU(欧州連合)からの離脱が条件付きで6月末まで延長される可能性が浮上し、3月中とされていた米中首脳会談も4月以降に先送り…

【特集】大塚竜太氏【相場に春の息吹、日経平均株価の上値どこまで】(1) <相場観特集>

●「新年度にかけ一段の上値を試す展開に」 大塚竜太氏(東洋証券 ストラテジスト) 東京株式市場はここまで今一つ方向性がつかみにくかったが、3月下旬は上値指向が強まるタームに入っている。機関投資家の決算対策売りが一巡し、一方で個人投資家の配当や株…

【特集】大谷正之氏【下げ止まった日経平均、相場反転の可能性は】(3) <相場観特集>

●「3月の下値固めを経て4月前半は戻り歩調に」 大谷正之氏(証券ジャパン 調査情報部長) 今後の東京株式相場は、3月末に向けてはもみあい基調で下値固めの推移となりそうだ。これは、国内機関投資家からの期末を意識した持ち高調整の売りが想定される一方で…

【特集】山内俊哉氏【下げ止まった日経平均、相場反転の可能性は】(2) <相場観特集>

●「緩やかな円高基調も下値底堅い展開、英国の混迷続く」 山内俊哉氏(上田ハーロー 執行役員) 足もとで米国や日本の株価は弱含みで推移しているほか、3月下旬が有力視されていた米中首脳会談の開催に不透明感が強まるなか、ドル円相場 の方向性はどちらか…

【特集】窪田朋一郎氏【下げ止まった日経平均、相場反転の可能性は】(1) <相場観特集>

●「世界景気や企業実態を考慮して下値リスクに備える」 窪田朋一郎氏(松井証券 シニアマーケットアナリスト) 日経平均は2月初旬の下げから立ち直りジリ高歩調にあったが今月4日にマドを開けて十字足をつけたところで目先の天井を形成し、米株安に追随する…

日経平均、上昇サイン点灯も残る壁

2019/3/4 12:03 (2019/3/4 16:45更新) 4日の東京市場で日経平均株価が続伸。終値は前週末比219円高の2万1822円となった。米中貿易協議が進展するとの期待から買いが先行し、2018年10~12月に急落してから5割の水準(2万1713円)まで戻した。相場の格言で「半…

【特集】田部井美彦氏【日経平均2万1000円突破後に広がる景色】(2) <相場観特集>

●「日経平均、年度内の上値は2万2000円台半ば目指す」 田部井美彦氏(内藤証券 投資情報本部 投資調査部長) きょう日経平均が前週末比381円高と大幅反発したのは、米中貿易交渉の進展期待を背景に、前週末の米株式市場でNYダウ平均株価が大幅高となった流…

【特集】大塚竜太氏【日経平均2万1000円突破後に広がる景色】(1) <相場観特集>

●「投資マインド改善で2万1000円台固めへ」 大塚竜太氏(東洋証券 ストラテジスト) 全体相場は日替わりで強気と弱気が入れ替わり、日経平均が大幅上昇しても投資家の疑心暗鬼は一朝一夕では拭い去ることができない状況ではある。しかし、それでも投資マイン…

【特集】石川久美子氏【強気と弱気が交錯する早春の株式市場の展望は】(2) <相場観特集>

●「政治要因に左右される展開に、プラス作用なら112円復帰も」 石川久美子氏(ソニーフィナンシャルホールディングス 金融市場調査部 シニアアナリスト) 為替市場は、良くも悪くも政治要因に左右される展開が続きそうだ。 ドルは1ドル=110円半ばへのドル高…

【特集】馬渕治好氏【強気と弱気が交錯する早春の株式市場の展望は】(1) <相場観特集>

●「世界景気変調で株価も大勢トレンドは下向きに」 馬渕治好氏(ブーケ・ド・フルーレット 代表) 東京株式市場は前週に2万1000円ラインを前に瀬踏みを繰り返し、結局ここを上抜くことができなかった。目先的にはこれが全体相場のトレンド転換を暗示している…

株、和らいだ底割れ不安 急反発の裏に2つの循環

2019/2/12 15:51 連休明け12日の日本株市場は意外なほどの力強さをみせ、日経平均株価は531円高となった。前週末に市場を襲った世界景気の減速懸念が払拭されたわけではないが、昨年12月のような底割れは回避できるとの期待が高まった。背景を探ると、2つの…

株、拭えぬ景気懸念 弱気型ETFに資金

2019/2/8 15:33 8日の日経平均株価は大幅に続落した。2日間の下落幅は540円となり、昨年末比の上昇分の6割を失った。実は1月の戻り相場の中でも、「弱気型」の上場投資信託(ETF)への資金流入は止まらず、投資口数は4カ月ぶりの高水準になっていた。米連邦…

【特集】窪田朋一郎氏【米経済好調でリスクオン、日経平均の上値は】(1) <相場観特集>

●「2月下旬にかけて2万1500円近辺うかがう」 窪田朋一郎氏(松井証券 シニアマーケットアナリスト) 株式市場は目先リスクオンを示唆する材料が相次いでいることで、もうしばらく戻り相場が続くとみている。日柄的には今月下旬にかけて日経平均は上値を試す…

【特集】檜和田浩昭氏【気迷いムード? 戻り相場の行方と物色対象を読む】(2) <相場観特集>

●「日経平均2万1000円台乗せ目指す展開に」 檜和田浩昭氏(東洋証券 マーケット支援部長) 1月下旬から国内企業の10-12月期の決算発表が本格化することから、それらを吟味しながらの個別株物色傾向が強まることが想定される。米中貿易摩擦に端を発した世界的…

【特集】雨宮京子氏【気迷いムード? 戻り相場の行方と物色対象を読む】(1) <相場観特集>

●「上値メド2万1500円、中小型株で攻める」 雨宮京子氏(SBI証券 投資情報部 シニア・マーケットアドバイザー) 株式市場全般は目先上値が重くなっているものの、流れとしては“節分天井”を想定しており、日経平均はまだ上値余地がありそうだ。テクニカル…

【特集】鈴木英之氏【相場観特別編・日経平均株価、ずばり19年相場はこう動く】(2) <相場観特集>

●「5月あるいは10月に安値示現後、年末高へ」 鈴木英之氏(SBI証券 投資調査部長) 米国と中国の間での覇権争いは、19年の大きなリスク要因となりそうだ。米中貿易協議を含む両国の交渉が、2月末までに成立するかどうかで年後半に向けての今年の相場展開…

【特集】馬渕治好氏【相場観特別編・日経平均株価、ずばり19年相場はこう動く】(1) <相場観特集>

●「1万6000円が下値メド、年後半は上昇へ」 馬渕治好氏(ブーケ・ド・フルーレット 代表) 2019年相場は年前半に厳しい展開を余儀なくされる公算が大きい。結論を先にすれば年央にかけて下値模索の値動きとなり、日経平均1万6000円をメドとする弱気相場の色…

【市況】来週の株式相場見通し=1万9000円台で波乱展開、海外要因に過敏な反応続く

―大統領放言・米株急落・円急伸…災厄過ぎ去りし後― 年明け早々に東京株式市場は、いきなりリスクオフの大波に晒される格好となった。2019年大発会である4日の日経平均株価は大幅安でスタート、寄り後も漸次水準を切り下げる展開で2万円大台を下抜け、一時は7…

【特集】田部井美彦氏【崩落相場へ突入か? 日経平均1000円安の先】(3) <相場観特集>

●「来年前半の株式相場は厳しい展開を想定」 田部井美彦氏(内藤証券 投資情報本部 投資調査部長) 来年前半の東京株式市場は、厳しい展開を想定している。米中貿易摩擦による輸入製品の関税強化などに端を発した世界景気の後退現象が、日本の企業業績にもマ…

【特集】佐藤正和氏【崩落相場へ突入か? 日経平均1000円安の先】(2) <相場観特集>

●「トランプ政権への不安感高まる、1ドル109円台の円高進行も」 佐藤正和氏(外為オンライン シニアアナリスト) 年初1月のドル円相場はドル安・円高の進行を予想している。1ドル=112~114円のレンジ相場が続いたが、年末に入り円高方向に一気に振れてきた…

【特集】植木靖男氏【崩落相場へ突入か? 日経平均1000円安の先】(1) <相場観特集>

●「目先は反発局面近い、中期では下値リスク意識」 植木靖男氏(株式評論家) 全般はヘッジファンド筋のドテン売り(空売り)なども加わり総悲観ムードにあるとはいえ、半ばパニック的な下げの要素も強く、早晩リバウンド局面に入ることが予想される。ムニュ…

【特集】「暴落の連鎖」日経平均2万円割れ寸前、年末大波乱相場とその行方<株探トップ特集>

―トランプ政権の迷走、FRB金融政策正常化へ「ノー」を突き付ける株式市場の思惑とは― 東京株式市場では世界的な株安の流れを受け、リスクオフ相場が加速している。21日、日経平均株価は大幅安で4日続落、一時2万円大台割れまで首の皮一枚、あと6円あまりとい…

【特集】檜和田浩昭氏【年末年始も荒れ模様? 日経平均の行方を読む】(2) <相場観特集>

●「年末年始は2万1000~2万2600円のレンジ相場を想定」 檜和田浩昭氏(東洋証券 マーケット支援部長) 年末から来年1月前半に掛けての東京株式市場は、ほぼ10月下旬以降のレンジ相場内で推移することになりそうだ。日経平均で示せば下値は2万1000円やや手前…

【特集】窪田朋一郎氏【年末年始も荒れ模様? 日経平均の行方を読む】(1) <相場観特集>

●「ボックス相場継続で上値は2万2200円がメド」 窪田朋一郎氏(松井証券 シニアマーケットアナリスト) 日経平均など一部の指数は強いものの個別株をみると値下がり銘柄数が多く、足もとの地合いは良いとは言えない。過去には主力株が弱くても中小型株は強い…

日経平均株価、今週はアク抜けで上昇期待。その背景は?

米中が首脳会談。米国は中国への追加関税を90日間猶予 2018年11月30日の東京株式市場で、日経平均株価の終値は、前日より88円46銭高の22,351円06銭となりました。6日続伸です。米国株の上昇を受けて連れ高となっています。 米連邦準備理事会(FRB)のパウエ…